金持ちになれば幸せに暮らせるのか? 収入と幸福の関係について

この前タブレットでニュースを見ていましたら、大学生が専門家に相談している内容の記事がありました。

相談内容は、要は「お金持ちになりたいのですがどんなプランがいいでしょうかね?」というようなもの。それにあたってはMBA取得も考えている、と。なんせ、資産家、投資家になりたい。あと、自分のビジネスも持ちたい、とこういう希望なんですね。あと、ここに至る経緯としては、かなり、この本、

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金持ち父さん貧乏父さん

の影響を受けたということでありました。自分も読んだことがあります。こういう方面についてあまり触れたことが無い人であれば、一読する価値はあるでしょうね。

 

で、この点について思うところが結構あったので、書いてみなさんと共有したいと思います。

要するに、記事を読む限り「幸せに暮らしたい」ということなんだと理解しました。まあ、普通はそうですよね。そして、その手段として、裕福になりたいと。金、金、金、金……と。

損だ、得だと、そういう感覚がひたすら伝わってきます。

 

さて、それについて自分が思ったこと。

判ってねーな

、と。

これは、学生じゃなく、大人でも判っていない人は多いです。自分も人生を30数年やって、ようやくこの頃気づくことが出来ました。

この相談者の人は基本的に「金=幸せ」と理解しているのでしょう。たしかに、一定程度の比例関係にはあるでしょう。しかし、以前だとそれも1,500万円ぐらいまで(と、データ上言われていた)でしたか、年収で。で、今だと750万円以上は変わらないそうです。そして、「年収250万も500万円もせいぜい9%ぐらいの幸福度の差」なんだそうですね。これは、アメリカかどっかの学者の研究データらしいですが。

なので、思うことはドンドン金は関係なくなっている。ということ。

従って、ポイントは金じゃないんだよなぁ。いや、もちろん全然ないんでもアレですけど。

 

なので、結果的に金持ちになるとか(ある種ついでに)、自分がしたいことのために必要とか、そういう話なら判るんです。が、初めに金、金、金では手段と目的がゴッチャになってしまっていて、本来の目的とは違う話だということです。

それ自体が楽しいから、楽しそうだから、ということなら判るんですが、どうもそういう感じはしませんでしたね。なんせ金、と。

 

インターネットの影響が非常に大きいと思いますが、なんでも日々低価格化しています。昨年に冷蔵庫を買ったときも、一方の店が16万円ぐらいで、もう一方が11万円弱ぐらい、と5万円以上の差があったんです。同じ商品ですよ。

いや、車とか百万以上するものなら理解できますけど、11万ぐらいのものですから……、5割も違うって……どういうこと?と思うじゃないですか。

新聞だってとらなくてもいくらでもタダで見れます。ニュースアプリという雑誌のようなアプリもありますし。もちろん、有料のサービスも有りますが、無料と有料でそこまで差を感じなかったりすることも。なので、かなり無料でも質の高い情報を得ることができるわけです。スーパーなどのチラシを見たいという人もいますが、それも便利なアプリがあります。

まあ、ここで言いたいのは、無料か有料かではなく、全体に価格が下がってきている、ということを言いたいわけですが。それだけネットを使うとコストをダウンできるわけです。

 

あと、とても良いと思うのがAmazonのプライムです。これ凄くて、年間3,900円ですから月にすると300円ちょっとぐらいですけど、映画やドラマ、音楽、本(は月一冊)、スーパーぐらいの値段で日用品が買えるサービス、とかその他もろもろが使い放題。安すぎでしょ。

 

なので、今って家からわざわざどこかに行く必要ないものが多いんですよね。へたに時間とエネルギーそれからガソリン等々を使ってどこかに行くぐらいなら、家で楽しんだほうが合理的な場合も少なくない。だから、天気が悪かったり凄く寒い日なんかはずっと家で楽しんでいる日がかなり増えました。

つまり、昔は娯楽を求めて、それが有るところへ行った。が、今は家にそういったものがかなり揃っているので、出かける必要が無い。むしろ、でかけても差ほど期待できるものは少なくなった、と。

だから、全然金かからなくなりました。ガソリンも減らないし。しかし、満足度は高い。ワザワザそんな天気悪くて寒い日に出かけてもそんなに満足度上がるわけないんですよね。割に合わない、と。要するに人間は、日々ストレス無く、体調が良くて、ある程度美味いもの食って、気持よく眠れていれば幸せな気分になるのでしょう。

 

なので、冒頭の件でも、逆に金に依存しなくて済むように考えたほうが、幸せな生活を実現しやすいですよ。だって、金関係ないんなら、仕事するでも何するでも基本、「楽しそうかどうか」だけで判断できますから。

楽しい方楽しい方、と行ければ、楽しいことばかりになる。逆に沢山のお金がないと暮らしていけないのであれば、常にお金に依存しなければならない。「本当は、こっちの仕事の方が楽しそうなんだけど、これじゃー生活できないから、こっちにするか」、とか。

「つまんないから、辞めたいんだけど、他の仕事では暮らしていけないから…」、とか。そうなるんですよ。

だから、究極はできるだけゼロ円に近いぐらいでどうやって毎日ストレスなく、楽しいこと(やりたいこと)ばかり、して暮らすか、とこういうことなんですね、人間。こういう視点でもって判断をしていくと、自動的に楽しい状況が増えていきます。

人付き合いも、楽しい人とだけ。

なので、料理覚えたほうが近道ですね。お笑い芸人でもいましたけど、なんでも相方が料理が得意だそうで、売れていない頃でも、金はないけど美味いものをいつも食べれたんで、貧しい気がしなかったとか。

今は、ネットでレシピも簡単に調べられる(しかも、いいやつが)のでそのハードルは低いです。まあ、好きかどうかありますけどね。

 

あと、もう一つが楽しむことが上手いかどうか。これって技術なんですよね。やってくとドンドン上手くなっていく。だから、下手な人はそこにエネルギーを使っていないだけです。もちろん、センスもありましょうが、一定レベルまでは誰でもいけるでしょう。

 

そして、今の世の中を考えると、右肩上がりの経済成長の時代ではないので、一部のイノベーターとか言われるような人たちはひたすらチャンスに溢れるでしょうが、そうじゃない人は、椅子取りゲームで言うところの椅子が少ない状況ですから、真面目に働いたからといって、高給を得るのは難しい。

しかも、先に述べた通り、収入=幸福というのがかなり崩れている昨今。尚更、収入に関係なくなってきているわけですからね。

 

で、ちょっとまとめると、毎日を幸せに暮らしたい人は、

・楽しむことの上達

・料理上手

・できるだけ金に依存しない(低コストの生活設計)

・ストレスのない生活

・楽しくないことは基本やらない、付き合わない(もちろん、仕事も)

・気持ちのままに

という辺りがポイントです。

実際自分もそうしていったら、かなり楽しくなりましたもの。前なんかとてもとても。我慢は体に悪いです。ストレスになる。速攻でつまんなくなる。嫌な気持ちになる。

まあ、なので、ここで大きいキーワードはやはり3番目ですね。

勤める先を選択するにしても、買い物するときみたいなもんで、人は予算に応じて選んでいるわけです。これの、「最低でもいくらはもらえないと」の「いくら」が高ければ高いほど、選べる幅が減ります。当たり前です。

買いものに行ったとき、選択肢が少ないのと同じです。その中でたまたま気に入るものがあればいいですが、そうなかなか上手くは……。

 

なので、自分は料理は好きなんで、あとは家の借金がゼロとかそれに近いぐらいにして、そうですね、月ちょっとバイト(もちろん好きなこと)するぐらいで暮らしていけるのがベストだと思っています。

そしてできるだけ犬みたいに本能に逆らわず生きる。これですよ、やっぱり笑

あ、あとこういう内容について、「無理だろ……」みたいに直ぐに言う人がいますが、そういう人は一生何にも実現できないで終わります。

いきなり、完全に100%実現できるのなら楽でいいです。が、世の中そんなわけはありません。なので、日々、1%でも0.1%でもその割合を増やすべく考え、行動しているのです。重要なのは、行動して少しでも近づけること。

そういうゲームです。その割合が増えれば増えるほど日々が楽しくなりますから、それ自体がとても楽しいですし、やる気がでます。しかも、今時はそれがやりやすい。

多分、今後ますます金が不要の時代に入っていくでしょうね。

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